弓削港から高速船で約50分、人口約110人の漁師の島、魚島は、上島町の島々の中でも非日常感と海の綺麗さでは一番の島です。自然が豊富で、デベラ漁が有名。たこ壺漁も盛んで、港にたくさんのたこ壺が並ぶ、島ならではの風景が観られます。
篠塚公園には「村上水軍」の財宝伝説が残っており、亀井八幡神社にある、篠塚広重の宝篋印塔は、重要文化財に指定されています。島唯一の宿泊施設である「魚島観光センター」があり、観光客や釣り客にも人気の島です。
[データ]
周囲:13.8km
面積:1.36k㎡
人口:110人(2024.3.31現在)
潮流の速い燧灘で育った鯛は身が締まりこの上なく美味しいと賞賛されています。魚島の南東方向約0.4kmに位置する江ノ島には、鯛の好漁場として知られる吉田磯があります。江戸時代、上納米を積んだ島津藩の御用船「吉田丸」が江戸に向かう途中、この島の南にある岩礁で座礁し沈んだ米を目当てに鯛が集まってきたことから吉田磯と命名されました。明治40年の大漁記念碑が建っています。
元禄6年に創建。総檜造りに銅板葺きの社殿は、当時の魚島の活力や経済力をしのばせるものです。厄除海上安全の神として広く崇敬されています。
境内にある宝篋印塔は花崗岩で作られており国指定重要文化財に指定されています。南北朝時代の武将篠塚伊賀守の墓といわれており、元々は篠塚公園にあったものが移設されました。境内周辺にはクスノキやウバメガシの大木が茂っています。
魚島近海で獲れるカレイの一種であるデベラ。手のひらを広げたような形をしていて、平べったいのでデベラまたはデビラと呼ばれるようになったと言われています。
魚島の冬の風物詩として漁港内のあちこちでデベラ干しが見られます。叩いて身をほぐし、炙って食べると凝縮されたうま味が口一杯に広がります。冬の間の貴重な珍味としてお土産にも喜ばれます。
またたこ壺漁も盛んで、港近くには沢山のたこ壺が積まれていて、まるでアートのようです。