SUPガイドは島のお兄さん

ガイドしてくれるのは、英真介（はなぶさしんすけ）さん と 田中克典（たなかかつのり）さんです。

英さんも田中さんも上島町出身で、現在31歳。

小学校の同級生で、小さい頃からの幼馴染だそうです。

平日は、英さんは整体師、田中さんは公務員として働いて、土日にはSUPガイドのお兄さんになります。

生まれ育った故郷の魅力を伝えたい

そんなふたりがなぜ土日にSUPを？と聞いたところ、こんな素敵な思いがありました。

私達は、一度島を離れ生活をしたことで、自分たちの生まれ故郷の素晴らしさに気づき、この素晴らしさを皆さんに届けたいと思っていました。

せっかく来てくれた観光客の方に、島の環境を活かした何かを提供できないかと考えているところに、上島町観光協会の方から「ＳＵＰ体験教室を考えていて、インストラクターをしませんか？」とお誘いがありました。

瀬戸内海の穏やかな海でＳＵＰ体験、、、「これだ！」と思い、本業と掛け持ちでＳＵＰ体験を行うようになりました。

昨年が初めての開催でしたが、県内外から多くの方がご参加いただきました。ＳＵＰ体験中に皆さんと色々な話をさせていただく中で、あらためて島の良さに気づかされます。これからもＳＵＰ体験を通して島の魅力を伝えていければと思っています。

いざ、体験

まずはビーチで英さんと田中さんからレクチャーを受けます。

パドルの使い方や正しい向き、ボードに乗る姿勢など、初心者にもやさしく教えてくれます。

英さん「ボードから落ちる人は大抵重心が後ろにいってしまって、バランスを崩します。なのでフラついて危ない！と思ったら前に倒れてボードに手をついてください。そうすればひっくり返ることはないですよー」

続いて、ライフジャケットを装着して、海に入ります。

膝上くらいの浅瀬で、実際にパドルを手にとり漕ぐ練習です。

英さん「パドルの向きは、柄がはいっている方が後ろを向くように持ちます身体より少し前にブレードを差し込み、ボードに沿って後ろへ漕いでいきます。この時のポイントは、ブレードを、すべて水に入れたらかくこと、漕ぐ時に手で「引く」のではなく、体をやや前に倒しながら、上の手で「押す」ことです。これができると全身で漕ぐことができるので疲れにくく、腕力のない女性でも楽々進むことが出来ます。」

いよいよ、ボードに乗ります。

英さんが私達の前で、説明も交え、ゆっくり先に乗ってみせてくれます。

英さん「パドルはボードの前方に横向きにおき、まずはボードに両手をついて膝から乗ります」

一同、スムーズに乗れました！

英さん「しばらくは膝立ちで進んでみましょうー」

ぎこちないながらも、徐々に沖に進んでいきます。

頃合いを見計らって、英さんが「では立ってみましょう！」と声をかけました。

英さん「持っているパドルを、膝の前方に横向きに置きます。そして両手を前方につき、四つ這いの姿勢になり、手でバランスを取りながら片膝ずつ立てていきます。この時に膝があった場所に足裏をつくようにしてください。その姿勢ができたら、支えていた手を離し、パドルを持ってゆっくり立ち上がりましょう。立った後は、視線は前を見て、膝の力を抜いてバランスをとりましょう。落ちてしまう多くの場合は、踵重心になった場合ですので、体重をやや足先にのせて漕いでいきましょう。」

防波堤のギリギリまで進んでみると、

瀬戸内海の穏やかな海に、ポツンとひとり浮かんでいるような、

不思議と居心地の良い静寂に包まれます。

海の上に立って、ちょっぴり揺れる波の不安定さを足の裏で感じながら、

ずっと遠くに僅かに見える四国に目を凝らしました。

おわりに

もしこの体験記を読んでくださっている方で、

ほっと一息つきたいなあ…

という方いらっしゃいましたら、ぜひともこのおふたりのSUP体験お申込みください！

SUPの体験開始時期は、５月頃からの予定です。

この上島町で、お待ちしています！