爽やかな秋晴れの日に、職場の仲間3人でKAMIJIMA ADVENTURES主催のスクーターガイド付ツアーに参加しました。
人生で数回しかスクーターに乗った事がなかった私は不安が大きく、楽しめるだろうか…と気に病んでいたのですが、それもツアーが始まるまでの話。
下弓削の集合場所に着くと、ガイドのマットさんが笑顔で迎えてくれました。
そして、グレーとイエロー2種類の色の可愛いスクーターとご対面。
グリーンレモンと上島町のマスコットキャラクターのかみりんが描かれたご当地ナンバープレートに、テンションが上がる!
私ともう1人が「スクーターに乗るのは久しぶりだけど大丈夫かなあ。」と聞くと、「じゃあ、その辺をちょっと走ってみる?」と、マットさん。日本語もペラペラだね〜!
ニュージーランドから上島町に来て数年にもかかわらず、流暢な日本語でエンジンのかけ方やウインカーの場所等、細かく丁寧に教えてくれます。
テストランの後は今日の目的地とコースを確認。今回は上島町を飛び出して、生口島の瀬戸田に向かいます。
さあスタート!
と思ったら、
「ちょっと待ってね〜、このマイク機能を確認するから」
ん??マイク?
確かによく見るとみんなのヘルメットにマイクが付いている。
「みんな聞こえる?喋ってみて?」
「もしもし?あっ、聞こえるね!」
「ほんとだ!」
「おー、すごい!」
なんと、4人で同時に通話できるブルートゥース通信機。それぞれが100m以上離れていても通話可能という優れもの。へえ〜、でもどんなメリットがあるのかな?
「じゃあ、みんな行くよ〜。」
ガイドのマットさんを先頭に、一列の形で走り出します。
スタートして直ぐにマイクの便利さを実感。
一番後ろを走る人から
「後方から車が接近中」
「了解」とその他3人が答える。
「ウインカー消し忘れているよ〜」
「ありがとう!」
「次のフェリーの時間は何分だっけ?」との問いにも、
「このままゆっくり走っても40分のフェリーに間に合うね」
バイクは車と違って走っている時は一人、特に乗り慣れていない不安だらけの私にはこんな会話が安心感を与えてくれる。
ゆめしま海道を渡って、生名島の立石港へ。
いつも車で走っている橋もスクーターではまた違った印象を受けます。
フェリーでは車両レーンの横に停めて、この先の道の確認。
因島は交通量が多いので特に注意が必要です。
「コンビニに寄って、お茶でも買おうか?」
「どのコンビニがいい?」
途中寄り道したくなってもマイクがあれば便利。
コンビニの次は、しまなみ海道の自転車歩行者道の入口を目指します。スクーターは自転車と同様で、しまなみ海道のそれぞれの橋の上では専用の道路である自転車歩行者道を走行します。
「この次の道を右に曲がった所に入口があるかから、その手前で一旦停車しましょう。」
マットさんの案内に、
「こんなところに入口があるんだね。」
「車以外でしまなみ海道を渡るのは初めてだなぁ〜」
「私も自転車では走ったことあるけど、スクーターはなかったな。」
と、各々が感想を言い合う。
みんなで一旦停車して、通行料と料金所の確認。
しまなみ海道では、それぞれの橋に通行料を入れる賽銭箱のようなB O Xがあり、定められた金額を入れる仕組み。
生口橋を渡り自転車歩行者道から降りて一般道に合流するまでの道は下り坂に加え右に左にとカーブが多く、自然と肩に力が入り「こわい、こわい」と呟く私に、
「大丈夫だよー。慌てないで〜。ゆっくり行きましょう。」とマットさんの声が。
うー、優し過ぎる!!
生口島ではしおまち商店街を目標に、反時計回りに海辺の道を進みます。
「ここの海岸綺麗だね。」
「この辺りの風景好きだな〜。」
それぞれが思ったその瞬間の感情をみんなで共有する特別な時間。
そして目的地に到着。スクーターを港務所の前に停め、しおまち商店街のマットさんおすすめのお店「瀬戸内案内舎たびたす」までお散歩。
「瀬戸内案内舎たびたす」では、ラムネを注文。ここのラムネは、向島にある後藤鉱泉所さんの昔ながらの瓶のラムネです。
「なんだか小さく感じる」
「子供の頃は手も小さかったからじゃない?大人になったって事だよ」
こんな会話も。
「じゃあ、みなさん、構えて〜」
オーナー渡辺さんの掛け声で、
たびたすさん恒例の開栓の儀!
「せーの」
4人みんなで、ポンっっといい音を立てて栓を抜く。
シュワシュワシュワ〜と白い泡が溢れ出し、みんな笑顔に。
甘過ぎずすっきりとした後味で、カランカランとビー玉を転がしながら飲むラムネは、五感で楽しむことができました!
ランチは「ソイル」にて。
素敵な空間の店内で、海を見ながら美味しいランチタイム。
レモンポーク丼の概念を覆すおしゃれなポーク丼や、こだわりのコーヒーでお腹を満たした後は、瀬戸田周辺をお散歩。
整備された街並み。
新しいお店と古いお店が程よく並ぶ。
最近できた銭湯「Y U B U N E」の店先には気になる札が。
OPENが「わ」
C L O S E Dが「ぬ」???
なんだろ?どういう意味だろう?
気になる方は、入浴前にお店の人に聞いてみて。(私たちも聞きました。なるほど!)
駐車場まで戻り、
「次、どうする?」
まだ時間があったので、レトロな黄色い橋を渡り、隣の高根島にちょっと寄り道。
ここで、マットさんがインスタントカメラを取り出し、
みんなで、はいチーズ!
ゆっくりと浮かび上がってくる写真にはやっぱり今でもドキドキする。
写真は記念にいただきました!
程良い時間になったので、ゆっくり帰ることに。
帰り道でも、
誰かの提案で、あっちに寄り、こっちに寄り。
因島の土生港に着いた時には、空も海も黄金に輝く夕映え時。
程良い疲れを感じつつ、今日1日を振り返りながらフェリーを待ちます。
ゴールの下弓削まで朝来た道を帰るのだけど、生名橋では岩城島積善山の背後に沈みゆくオレンジ色の太陽に、みんなうっとり。
「左の石山の方も、ピンクに染まって綺麗だね。」
「今日一日楽しかったね。」
そして、名残惜しくも解散の時。
こんな素敵な体験をありがとう、マットさん!!
分単位で決められたようなツアーではなく、気の向くままに、走りながら一緒にツアーを組み立ててくれる、マットさんのスクーターツアー。
上島町に来た人にも、上島町に住む人にもおすすめです!
開催時期 | 通年 |
開催時間 | レンタル 【半日(4時間)、1日(8時間)】 ガイドツアー 【半日(4時間)、1日(8時間)】 |
開催場所 | 〒794-2503 愛媛県越智郡上島町弓削下弓削 |
定員 | レンタル 最大4名 / ガイドツアー 最大4名 |
参加費(1名様分) | レンタル 【8h:8,000円、 24h:10,000円】 ガイドツアー 【14,000円〜(スクーター代込)】 |
参加条件および注意事項 | ・自動車運転免許or原付1種免許(当日、受付にて免許証をコピーさせていただきます)をお持ちの方。 ・交通規則、走行ルールに順守できる方。 ・料金は保険料、ガイド料(ツアーの場合)を含む。 ・当日キャンセルは、全額いただきます。 |
予約⽅法 | 3日前までに 公式HP から |
ホームページ | https://kamijimatours.com/adventures/home |
お問い合わせ | 080-4766-9282 080-4766-9282 |