燧灘に面した名勝法王ヶ原に
鎮座する弓削神社

法王ヶ原は、古くは海の玄関の一つとして重要な場所であったためか、弓削神社の鳥居は参道ではなく、海に向かって建っています。
本殿には見事な立て爪の龍の彫刻がなされています。京都東寺に伝わる古文書の応長元年（1311年）の条に、濱戸宮の名が記されており、今の弓削神社の前身と考えられています。
平安時代の高僧、または怪僧として有名な道鏡（どうきょう）を祀ったという伝説もある神社です。道鏡は弓削氏出身で、弓削島の地名の由来としても関連づけられています。

弓削神社秋季例大祭
毎年10月に行われる下弓削地区の秋祭りで、3日間に渡り繰り広げられます。だんじり、神輿、奴行列、奉納相撲と見どころ満載です。

法王ヶ原の松林の歴史については、こちらの特集記事をご覧ください。

松林を訪ねる離島旅「松と人 三つの時代の物語」法王ヶ原・弓削島Island trip around Pinegrove / "Pine and people: The story of three eras" Hoogahara, Yuge island